検索結果リンクが直接遷移しなくなる変更
Googleは2026年7月から、Google検索の検索結果ページに表示されるリンクに「google.com/goto」というパススルーURLを追加してきた。ユーザーが検索結果ページのリンクをクリックすると、直接ウェブサイトへ移動するのではなく、Googleが用意した「google.com/goto」という中継URLを経由して本来のウェブページへ移動する仕組みになっている。
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検索エンジン関連メディアのSearch Engine Roundtableは、このパススルーURLについて、サードパーティーツールやAI企業による検索結果のスクレイピングを防ぐためのGoogleの取り組みのように見えると報じている。
Google広報が対策であることを示唆
Search Engine RoundtableがGoogleに問い合わせたところ、同社の広報担当者は「Googleは進化する不正行為に対して、技術的な対策を講じてきた長い歴史を持っています。サービスとユーザーを保護するため、Googleは定期的に対策を講じています」と述べ、google.com/gotoがボットによるスクレイピングを防ぐための対策であることを示唆した。
Google検索の検索結果を分析するツールを提供するNozzleのデレク・パーキンスCEOは、「Googleはすべてのクライアントサイドリンクをgoogle.com/gotoというサーバーサイドリダイレクトに置き換えるアンチボット対策をテストしてきました。8月の第1週に最初の主要なテストが報じられ、今朝時点でいくつかの住宅用IPプロバイダーでほぼ100%の展開が見られるようになりました」と語っている。
6月から検出、8月に急増
過去4カ月間で取得したSERP(検索結果ページ)に表示されるgoogle.com/gotoリンクの割合を示すグラフによると、6月中旬頃から微量ながら定期的にgoogle.com/gotoリンクが検出されるようになり、8月に入ってからその量が激増した。一時的にgoogle.com/gotoリンクの割合が100%となるタイミングが2度発生している。
GoogleがこのパススルーURLを追加した理由は、サードパーティーツールやサービス、スクレイパー、AIエンジンなどがGoogle検索の検索結果をスクレイピングすることを困難にするためと考えられる。
実際、Googleは検索結果を違法にスクレイピングしたとしてSerpApiを訴えており、一度は訴えが棄却されたものの2026年8月に修正訴状を提出済みだ。
一般ユーザーへの影響は限定的
パススルーURLの追加による一般ユーザーへの影響は、リンクをマウスオーバーした際にパススルーURLが表示されるという点以外ない。ただし、サードパーティー製のトラッキングツールなどを利用している場合、それらのツールが何らかの影響を受ける可能性があるとSearch Engine Landは指摘している。
Search Engine Landは、その種のツールを利用しているユーザーに対して、「今後数日間で何か異常が見られる場合は、ツール提供元に連絡して、対応策があるかどうかを確認してください」と警告している。
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